「開運・なんでも鑑定団」という、テレビ東京の番組を見ていた時の事。
ご存じの方も多いだろうが、この番組は、
「お宝」を「鑑定」してもらうという番組だ。
たとえば、自分は、100万円はするだろうと思って、
先祖代々大事にしてきた、掛け軸が、1万円だったり
おじいちゃんからもらった、ちっこい汚い、器が、
150万円だったりと・・・鑑定士が「値」をオープンにした時に
会場のお客様と、テレビの前で見ている私たちが
「おおおおっっっっ〜」と、自分のものではないのに、
歓喜するのだ。
年寄りは、こういうわかりやすい番組が好きだ(笑)
父・母と、見ていたわたしは、独り言のように
私「うちには、お宝ないわなぁ〜」と、つぶやいた
母「お宝なぁ・・・古い物なぁ・・・」
父「あるわけないやろ」
母「あるある、あるわっ」
私「なに?」
母「缶詰っ!!」力強くいい切った。
父「あほやなぁ、缶詰は多少古くても、食べれる」
母「あれは、もう、食べられへんと思う」
私「なんの缶詰やの? この間パンパンに膨れたパイナップルの缶詰を
あけはったら、黒い黒いパイナップルが出てきたのをテレビで見たわ」
母「肉やったと思う」
私・父「にくぅ〜っ(o_o ;)」
私「どんだけ古いの?」
母「かなり」
私「どこにあるん?」
母「台所」
私「ある場所、わかってんのん?」
父「わしゃ、しらんでぇ〜」
母「わかってる、一番古い食器棚の上の端」
えらく、確実に覚えている・・・
ま、たいした、古さじゃないんだろうと
思ったが・・・すでに、父が動き、タオルでつかんで持って来た。
ほこり等で、こてこて感があったが、そう古い感じはしない。
よく、見ると・・86となっているので・・・
賞味期限が1986年という事なのでしょうか?
(日本缶詰協会)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例えば、缶詰の賞味期限は、多くの場合、製造日から3年後に設定されている。
だが、日本缶詰協会は「管理状態にもよるが、
開封せずに高温多湿な場所を避ければ、10年以上でも問題ない。
おいしいか、おいしくないかは別ですが」。
もし心配なら、缶詰にさび付きやフタの膨張がないか、
指で押してもペコペコへこまないかを確認する。
いずれかに該当すれば、中身が腐っている可能性があるという。
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ぜんぜん、ペコペコしない。
父「食えるんちゃうか?」
母・私「あほな・・・死ぬわっ」
ショルダーハム
カルピス食品工業株式会社
株式会社ホーメル
86となっていると、いうことは・・・
この缶詰の製造は、1983年、そして
この缶詰は、1993年の時点で、
すでに10年が経っているということで・・・。
現在29年目だということになるのかなぁ〜。
わたしが、この実家から嫁に出たのが、
30年以上前だから(笑)
わたしが、出てからのいただきものなんだろうなぁ。
わたしが、若くして、この缶詰を見たら、
「お肉星人」なんだから・・・
絶対に「食べるっ!」と、言い切って、
すぐさま開けていたと思う。
わたしが、知らない時に、実家にやってきた、
この缶詰は、約30年間、台所の、棚の上に
放置されていたのだ・・・
驚くのが
「古い物なぁ・・・あ、あるある」と、
母が、即答で、父に、的確にその場所を指示して、
父が、取って来た事だ・・・
その、母の記憶というか・・・
いつも台所で「ちらみ」をしていたのか・・・
定かではないが、なんか「おそるべし」を、差し上げたくなった(笑)
で、こんな会話で、終わった
母「ええ機会やわ、捨ててっ!」
私「いやっ!! 置いといて」
母「食べるんか?」
私「あほな。食べはせんけど、来年で30年になんねんで」
母「だから?」
私「なんか、捨てるのは・・・いつでも捨てられるやん」
母「ほな、あんた、元の位置に戻しといてっ」
父「おう」
と、また、タオルごしにつかんで、その缶詰を台所のもとの位置へ、と、戻したのであった。
帰ってから、ネットで検索した。
すでに、ロゴの形がかわっていた
そして、いまは、このタイプの缶詰はないようだ。
が・・・
なんと、なんと、スパムハムの会社でした。
そして、当時のコマーシャルも見つけた。
池部良・・・やんなぁ・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/池部良
池部良・・・調べて知った・・・岡本太郎と、従兄だ。
↓↓↓ね・・・誰か・・・開けてみる?
「鑑定団」のネタやないなぁ
「ナイトスクープ」やん(笑)